一鍼 治療方針
当院の治療方針として、大きく3つの特徴があります。
第一に「全身治療であることです」
鍼灸には、器官別の診療科に分かれてはおりません。出ている症状はバランスが崩れた結果として現れているものであり、局所のみにとらわれることなく一つの体として全体のバランスを整えます。
たとえ指先の痛みであっても、治るための力はその人の全身の力にあるため、全身を治療します。全身の血液の流れと働きこそが、人体にとって最も大切な自己治癒力を活性化します。したがって、当院を訪れるきっかけとなった疾患にのみに効くだけでなく、同時に存在するさまざまな随伴症状にも、総合的に効果が現れていく副効用が期待できることも、鍼灸のよさの一つであります。たとえば、肩こりの治療を受けているうちに、「夜よく眠れるようになった」 「体のだるさがなくなった」「便通がよくなった」「血圧が下がった」「むくみが減った」「冷えやのぼせがよくなった」などの声をよくお聴きします。
第二に「一人一人に合わせたオンリーワン治療であることです」
一人一人の体質や症状は、各々違います。同じ風邪でも症状や程度、罹りやすさなどは人それぞれです。その時のお体の状態に合わせて、微妙な刺激の調整をすることによって最も適切な治療を行います。
また、一人一人に合わせた運動、保温、食事、休養、姿勢などの養生も必要であります。
第三に「未病治を大事に考えております」
未病治とは、病気になってしまう前に体の調整をすることであり、約2000年前の中国の医学書『黄帝内経』にあるように、東洋医学において未病治がとても大事であると古来より云われてきました。
現代においてもいえることで、体がだるい、疲れがたまりやすい、手足が冷える、眠りが浅い、食欲がない、体調がすぐれないなどを放っておくことは体が発しているサインを見過ごしていることになり、よくありません。
病院の検査では、異常が見当たらず診断名がつかないようなものも、鍼灸においてはケアができるのです。
<一鍼スタッフ紹介>
院長 児山 俊浩
KOYAMA Toshihiro
感謝の心を大切に
日々向上することに努めております
名古屋大学大学院 医学系研究科 博士課程 総合医学専攻 総合診療医学
名古屋大学 総合診療科 統合ヘルスケアチーム メンバー
公益社団法人 日本鍼灸師会 副会長
一般社団法人 愛知県鍼灸師会 副会長・組織部長
日本鍼灸師連盟 副委員長
中部大学アクティブアゲインカレッジ 非常勤講師
<経歴>
2008年~現在 東洋医学総合はりきゅう治療院 一鍼 院長
2012年 一般社団法人 愛知県鍼灸専門師会(2014年名称変更:一般社団法人 愛知県鍼灸師会) 委員、組織副部長就任
2012年~2014年 国立大学法人 名古屋大学大学院 医学系研究科 博士課程 健康社会医学専攻 総合診療医学 統合医療研究協力
2013年 一般社団法人 愛知県鍼灸専門師会(2014年名称変更:一般社団法人 愛知県鍼灸師会)理事(常任理事)、組織部長就任
2013年 公益社団法人 日本鍼灸師会 IT委員会 委員就任
2014年 明治国際医療大学大学院 鍼灸学研究科 鍼灸学専攻 鍼灸臨床医学分野 修士課程(通信教育課程)入学
2014年~現在 名古屋大学 総合診療科 統合医療チーム(2016年名称変更:名古屋大学 総合診療科 統合ヘルスケアチーム) メンバー就任
2015年 公益社団法人 日本鍼灸師会 広報普及IT委員会 委員、災害医療対策委員会(2016年名称変更:危機管理委員会) 委員就任
2015年~現在 中部大学アクティブアゲインカレッジ 非常勤講師
2016年~現在 一般社団法人 愛知県鍼灸師会 副会長、組織部長就任
2017年 明治国際医療大学大学院 鍼灸学研究科 鍼灸学専攻 鍼灸臨床医学分野 修士課程(通信教育課程)修了
2017年 公益社団法人 日本鍼灸師会 理事、国際委員会 委員長、広報普及IT委員会 副委員長、東京オリンピック・パラリンピック委員会 副委員長就任
2019年 公益社団法人 日本鍼灸師会 公衆衛生事業担当 業務執行理事、広報普及委員会 委員長、東京オリンピック・パラリンピック委員会 委員、国際委員会 委員就任
2020年 公益社団法人 日本鍼灸師会 国民のための鍼灸師将来検討委員会 プロジェクトリーダー就任
2021年 国立大学法人 東海国立大学機構 名古屋大学大学院 医学系研究科 博士課程 総合医学専攻 総合診療医学入学
2021年 公益社団法人 日本鍼灸師会 理事(2022年:広報普及IT担当 業務執行理事)、広報普及IT委員会 委員長、東京オリンピック・パラリンピック委員会(2022年名称変更:スポーツ鍼灸委員会) 副委員長就任
2021年 「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」選手村総合診療所 鍼療法スタッフ就任(正式に鍼灸師配属はオリンピック・パラリンピック史上初)
2022年 学校法人葛谷学園 中和医療専門学校 教育課程編成委員会 委員就任
2022年 「第17回 公益社団法人 日本鍼灸師会 全国大会 in 愛知」大会実行委員長就任
2023年 公益社団法人 日本鍼灸師会 副会長[研修事業 担当(公1:国際)、公衆衛生事業 担当(公3:広報普及 IT・危機管理・国際・スポーツ鍼灸)、法人管理 担当(他1:スポーツ鍼灸)、スポーツ鍼灸委員会 委員長(公3・他1)]就任
2023年 日本鍼灸師連盟 副委員長就任
2023年 公益社団法人 日本鍼灸師会 あはき法第一条改正推進チーム メンバー就任
2024年 日本東洋医学サミット会議(the Japan Liaison of Oriental Medicine: JLOM) フルメンバー就任
2024年 鍼灸電子カルテ標準参照仕様の策定に関する会議 メンバー就任
2024年 公益社団法人 日本鍼灸師会 地域ケア研究検討チーム メンバー就任
<主な履修>
2007年 経絡治療学会 「鍼灸経絡治療夏期大学研修科」修了
2008年 日本中医薬連合会(2011年名称変更:中医学アカデミー)遼寧中医薬大学附属病院 心内科・和婦科臨床研修(中華人民共和国遼寧省瀋陽市)修了
2015年 公益財団法人 国際医療技術財団 「災害医療研修アドバンスコース」修了
2015年 一般社団法人 日本統合医療支援センター 「統合医療支援セミナー」修了
2017年 公益社団法人 日本鍼灸師会 専門領域研修 「スポーツ傷害」修了
2017年 公益社団法人 日本鍼灸師会 平成29年度「スポーツ鍼灸トレーナー」研修会修了
2018年 公益財団法人 国際医療技術財団・公益社団法人 日本鍼灸師会・公益財団法人 国際開発救援財団・ベトナム政府保健省伝統医学局・ベトナム国立鍼灸病院 「鍼灸医学ベトナム国際セミナー」(ベトナム国ハノイ市)修了
2018年 一般社団法人 愛知県鍼灸師会 「フィジカルアセスメント」講習会全過程修了
2018年 公益社団法人 日本鍼灸師会 平成30年度 「スポーツ鍼灸トレーナー」実地研修会修了
2018年 公益社団法人 日本鍼灸師会 第6回「災害支援鍼灸師養成講座」修了
2021年 名古屋大学大学院 医学系研究科・医学部附属病院 臨床研究認定者制度「臨床研究認定者」認定
2021年 名古屋大学大学院 医学系研究科・医学部附属病院 モニタリング担当者認定制度「モニタリング担当者」認定
2022年 文部科学省先進的医療イノベーション人材養成事業「保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協同プロジェクト」メディカルAI人材養成産学協働拠点(AI-MAILs)スタンダードコース課程修了(名古屋大学大学院 医学系研究科 博士課程として履修)
2022年 名古屋大学「eFACE Green Version」修了
2023年 名古屋大学「Studium Generale Open Course(2022 Fall)」修了
<著書・執筆>
世界へつなげたい経絡治療~反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)の症例を通して~.経絡治療, 189: 15-18, 2012.
特定非営利活動法人での海外ボランティア 医療チームの一員としてケニアでの無料医療活動に参加.医道の日本, 73(4): 22-23, 2014.
Volunteering in Nepal: Case Study of a Hemiplegic Patient.North American Journal of Oriental Medicine, 24(69): 46-47 94-95, 2017.
統合ヘルスケアチーム参加の鍼灸師に聞く 多職種から頼られる存在となるために. 医道の日本, 76(7): 21, 2017. 等
<役職・所属>
東洋医学総合はりきゅう治療院 一鍼 院長
名古屋大学大学院 医学系研究科 博士課程 総合医学専攻 総合診療医学
名古屋大学 総合診療科 統合ヘルスケアチーム メンバー
公益社団法人 日本鍼灸師会 副会長
一般社団法人 愛知県鍼灸師会 副会長・組織部長
日本鍼灸師連盟 副委員長
日本東洋医学サミット会議 フルメンバー
鍼灸電子カルテ標準参照仕様の策定に関する会議 メンバー
中部大学アクティブアゲインカレッジ 非常勤講師
一般社団法人 日本スポーツトレーナー育成協会 副理事長
<資格>
はり師(国家資格 厚生労働大臣免許登録番号 第130005号)
きゅう師(国家資格 厚生労働大臣免許登録番号 第129856号)
修士(鍼灸学)
鍼灸教員資格
公益社団法人 全日本鍼灸学会 認定鍼灸師
国際中医師
登録販売者
介護予防運動指導員
<所属団体>
名古屋大学 総合診療科 同門会
明治国際医療大学 たには会
一般社団法人 日本東洋医学会
公益社団法人 全日本鍼灸学会
経絡治療学会
公益社団法人 日本鍼灸師会
一般社団法人 愛知県鍼灸師会
日本鍼灸師連盟
<受賞>
2010年 一般社団法人 日本治療家連盟主催「第2回治療家甲子園」最優秀院受賞
(全国の接骨院、鍼灸院、マッサージ院408院の中、1次選考、2次選考を経て、全国大会決勝にて優勝)
<鍼灸師を目指したきっかけ>
母子家庭で4歳下の弟の父親代わりとして、病弱な母親を見て育ちました。母親を助けてあげられることができればという思いのなか、ボディビルディングを通して鍼灸治療に出会ったのがきっかけでした。
その後、多岐にわたる治療法を学ぶうちに、経絡治療の疾患に対する効果に感銘を受け、現在に渡り学び続けています。
鍼灸師として駆け出しの頃、こんな出来事がありました。弟が薬を大量に誤飲し、意識不明の重体で救急センターに運び込まれました。担当医も一度はさじを投げましたが、弟を救いたい一心で経絡治療を試みたところ、足首の経穴への刺鍼がきっかけで意識が戻り、1か月で社会復帰を果たしたのです。ちょうどそのころ、開院を考えていたが、鍼灸専門でやっていけるのかという迷いがありました。しかし、この一件で自ら進む道に確信が持てるようになりました。今でもあの時の出来事は、自分の中で大きな比重を占めています。
「家族を守るように、患者様を守りたい」そんな思いが、今の日常を支えています。
<治療への思い>
現在も、『東洋医学総合はりきゅう治療院 一鍼』は、先生、仲間、家族、そして、患者様に支えられて日々進歩しています。 皆様への感謝の気持ちを胸に、日々臨床に尽力させていただいております。
これからも、来院された患者様とのご縁を大切にして、真心をこめた施術でサポートしてまいります。 そして、たくさんの「ありがとう」を言っていただけるように、明るく笑顔のある温かい鍼灸治療院を目指します。
そして、診療とともに社会や業界に貢献ができるように、使命感を持って努めていきます。
<プライベート紹介>
- 家族構成
妻と子ども一人(男児)と犬一匹
- 趣味
ボディビルディング(ウエイトトレーニング歴27年)
◆1999年 全日本学生ボディビルディング選手権大会 準優勝
◆2000年 全日本学生ボディビルディング選手権大会 腕の部 日本一受賞
◆ジムでのベンチプレスMAX202.5kg
◆2015年 愛知県クラシックボディビル選手権大会 175cm以下級 準優勝
前田 春菜
MAEDA Haruna
感謝・素直・勤勉を忘れず
日々精進します
<資格>
はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師
<鍼灸師を目指したきっかけ>
高校時代の部活(陸上部)で肉離れをしてしまったときに、顧問の先生に「鍼をしたらシコリが残らないし治りが早いぞ」と言われて初めて鍼治療を受けました。始めは鍼を刺すなんて怖いと思い、地元の鍼灸整骨院で受けたのですが全く痛くなくて、しかも本当にシコリが残らなかったのでビックリして凄いと思いました。それから、部活の終わりの時間に部員同士で毎回身体をほぐすことをお互いで行うようになり「ココ痛いでしょ」などと硬いところを探し当てるのも好きになり、マッサージと鍼灸の資格があることを知りこの道を目指しました。
そして、母から「地元には男性の先生しかいないので、女性の先生に診て欲しい人もいると思うから良いと思うよ」と言われたので、自分が女性であることで女性の疾患・症状(生理痛や不妊治療など)の痛みや気持ちに寄り添えるかなと思い、より鍼灸師を目指すきっかけになりました。
また一方で、私の身近な親や祖父母や地元のお世話になった方々を診て恩返しができればと思い目指しました。
<治療への思い>
私は、この仕事に就いてすごく良かったと思います。なぜなら、患者様に治療をして患者様が良くなったと笑顔で喜んでいただけたときに、私もとても嬉しいからです。患者様の痛みや悩みが改善され、私自身の成長にもなるので、よい職業だと感じています。そして、難治性の症状の患者様に対しては、あらたに勉強して成長しないといけないと思えるので、患者様に寄り添うことを大切にして、自分も日々勉強していきたいと思います。
一鍼院内風景
治療院外観
お気軽にお入りください。お車は治療院前に2台駐車できます。
待合室
自動ドア、バリアフリー、またトイレ内・院内各所には手すりがありますので、お身体の不自由な方でも安心です。テレビや雑誌をご覧いただきながら、くつろいでお待ちいただけます。
受付
予約状況により、治療開始時間が遅れることがございますが、基本的にお待たせすることがないように努めております。
トレーニングルーム
待合室奥の半個室スペースは、パーソナルトレーニングを行うことができます。クッションを設置し待合室としても利用可能です。
お着替えはご用意しております。お手荷物は蓋付きのBOXがありますので安心です。
木の温もりが溢れてリラックスできる快適な空間を心掛けております。
鍼は、ディスポ式の使い捨て鍼を使用しますので安心です。灸は、天然もぐさをひねって行う伝統的な透熱灸を使用します。
※小児はりは、ヘラ型の刺さないはりを使用しますので、痛くありません。
※小児用の灸は、面で温めるお灸を使用しますので熱くありません。
院内には「本来の健康を取り戻したら、一番最初に何をやりたいですか」のボードに、患者さまの笑顔の写真を掲示しています。
(ご本人の許可をいただいた方のみ掲示) 痛みや疾患を抱えて来院された患者さまが、笑顔になってお帰りになられています。
セルフケア用お灸をプレゼント はじめて来院された患者さまに、セルフケア用の簡単なお灸をプレゼントしています。 治療の際にご本人に合ったつぼをお伝えしますので、治療の合間や治療院に来れないときに、ご自宅でのケアにお役立ていただけます。
ご自由に使える健康器具
ダンベル、握力トレーニング、ブルブル健康器、足裏マッサージ器など、無料でご使用いただけます。院長は、ボディビルディング大会に出場するのために、自身も23年トレーニングをしておりますので、運動やダイエットについてもお気軽にご相談ください。
東洋医学総合はりきゅう治療院一鍼
(動画紹介)