(愛知県本庁舎会議室にて)
(一社)愛知県鍼灸師会として愛知県庁を往訪いたしました。本会 長谷川会長、林筆頭監事、山田財務部長、長岡常任理事と私で、愛知県議会議員 天野 まさき先生のご協力のもと健康福祉部保健医療局医務国保課、健康福祉部障害福祉課、健康福祉部医療福祉計画課地域包括ケア推進室の各課担当者7名の方と小児鍼、地域包括ケアシステム、災害医療対策事業等について意見交換をしてきました。
小児はりについては、小児発達障害や小児癲癇に対する小児鍼の有効性を解説した後、本会がボランティア治療を通じて小児鍼の普及の為にどんな活動が出来るのか、その可能性について意見交換をしました。種々話し合いの後、健康福祉部障害福祉課より、障害児の「家族会」に本会の意向を伝えていただき、家族会から本会事務局に連絡をしていただくこととなりました。
地域包括ケアシステム・災害医療対策事業については、平成26年4月28日に厚生労働省が発表した「医療・介護サービスの提供体制改革後の姿」(地域包括ケアシステム図)の中に『はり師・きゅう師』が明記されたことを受けて、はり師・きゅう師が愛知県の地域包括システムに参加し、地域の医療・介護サービスに協力をしていきたい旨を、県の担当者の方々にお伝えしました。これを受け、健康福祉部保健医療局医務国保課の担当者の方が、平成27年4月に発足した「地域包括ケア推進室」についての説明をされました。また、在宅医療についての内容説明も受けました。地域包括ケア推進室では、地域包括ケアのモデル事業活動を統括しており、各市町村の取組み状況、活動成果等の報告会などを開催しているとの事。そして、次回報告会(平成28年3月)には開催案内を本会事務局へ送りますので、よければ傍聴してください、との説明を受けました。そして、「地域ケア会議」については活動主体である各市町村にお問合せくださいとのことでした。また、在宅医療に関しては、各医師会へアプローチして頂いて参画してくださいとのことでした。
地域災害システム(災害時)は、地域包括ケアシステム(平時)と同じであり、地域の医療チームに鍼灸師が入り、専門家としての役割を多職種連携の中で果たしていくことが必要である事、そして、平時からの連携、顔の見える関係が災害時においてとても重要である事、またいつどこで発生するかわからない災害について、今から準備していく必要がある事など、地域災害システム(災害時)に対する私たちの考えている事を担当者にお伝えしました。
2015年11月19日(木) 愛知県本庁舎会議室にて