2012年7月11日(水) 愛知県鍼灸専門師会として3名の鍼灸師で、樋口鍼灸院院長 樋口先生のコーディネート(被災
者支援プロジェクトチーム東洋医療)のもと、宮城県東松島市小野駅前2丁目地区仮設住宅へ東日本大震災被災地鍼灸ボランティア活動をさせて頂きました。この仮設住宅へは、以前に樋口先生がボランティアで2度行かれていることもあり、鍼灸にとても慣れていらっしゃる方が多く、とても楽しみにしてくださっていて、ありがたく思いました。
被災地の方々のお話を聴かせて頂くと、お一人お一人境遇が異なりますが、自立・復興に向けて歩まれているのを感じました。樋口先生は、ボランティア先はボランティアの充実していない場所に行き、また、現地の治療院の復興のために、継続治療が必要な方へはお近くの治療院へご紹介を行うように活動をされていました。私たちも現地の復興の妨げとならないように活動する時期であることを感じ、行動させて頂きました。
私はこれまで3度にわたり東日本大震災被災地鍼灸ボランティアに行かせて頂きまして、時期によって被災地の方々の思いや主訴等が変化するのを感じました。その時、その場所、その方に応じたボランティアを行うことの大切さを学ばせて頂きました。
今回行かせて頂きました仮設住宅では、靴下生地を使って「おのくん」というぬいぐるみを手づくりで作っていらっしゃいました。このぬいぐるみには、「これまでゆったりとした暮らしから一変、被災し先の見えない状況の中で、さまざまな困難に立ち向かいながら「めんどくしぇ」とぼやきつつ、日々前向きに、あたらしい未来を自分たちの手で築いていこう」という思いが込められています。
私も「忘れないこと」「お伝えすること」等、小さなことかもしれませんが、自分にできることは何かを考え、行動できればと思います。一日も早い復興を心より願っております。
2011年7月11日(月)