(日本鍼灸理療専門学校にて)
(公社)日本鍼灸師会 第2回医療連携研修講座に、(一社)愛知県鍼灸師会の代表として参加をいたしました。
医療機関および地域ケア・チームとの連携、医師への依頼書・報告書の書き方、モデル症例による依頼状・報告書の書き方のワークショップなど、医療連携についてとても学びの多い内容でした。
医師・行政・介護の講師から鍼灸師に望むことについてご講演がありました。多職種の方からみると、鍼灸師についてはまだまだ分からない部分がたくさんあるとの事でした。今後、鍼灸師をより知っていただくためには、医療連携がとても重要になってきます。そして、医療連携を行うためには、資質の向上が必要です。例えば、鑑別能力をつけるためには、病態生理学の知識も必要になります。
(公社)日本鍼灸師会 研修委員長で(公社)全日本鍼灸学会 監事の津田 昌樹先生からは、「鍼灸師としてのプロフェッショナリズム」についてご講演がありました。他者のための奉仕を目指す職業であること、能力の維持向上に生涯務めること、後進の育成に責任を持つこと、職場を超えた同職者による組織を形成すること等々がプロフェッション(専門家)の特性であるということです。そういった専門職のあり方であるプロフェッショナリズムが基礎にあったうえで、社会から求められる鍼灸師、医療連携の信頼に足る鍼灸師となるという内容でありました。
これから、ますます鍼灸が医療として、多職種との連携が求められてきます。
患者の健康を守る医療の一員として、今後、鍼灸師が学ぶべきことは多いのではないでしょうか。
2018年9月16日(日)〜17(月祝) 日本鍼灸理療専門学校にて