(至学館大学レスリング部練習場にて)
桜の咲き誇る平成27年4月2日(木)、(一社)愛知県鍼灸師会として長谷川会長と私で、至学館(旧中京女子)大学レスリング部の鍼灸治療に行ってきました。至学館大学レスリング部とは、世界的にみても名門中の名門校で、オリンピック選手や格闘家を数多く輩出している大学です。全国からトップレベルの選手達が集まり、緊張感のある中、厳しい練習を行っていました。
日々の激しい練習、トレーニングそして、レスリングの競技特性により多くの選手がスポーツ外傷、障害に見舞われていました。打撲、脛骨疲労骨折、シンスプリント、バーナー症候群、後十字靭帯切断後の疼痛、腰痛、股関節痛、肩関節痛、足背部痛等々があり、かなり体を酷使していることがわかりました。
全日本チャンピオンの鍼灸治療が終わり、怖々みていた他の選手に、「痛くないから1本だけうってみたら」と会長が話しかけたところ、最初の一人が「じゃぁ1本だけ」と手を出してきたので鍼を1本だけ打ちました。鍼を打たれた瞬間「ほんとだ、痛くない!」とビックリしていました。そうなると、他の選手達も「じゃぁ私も」「私も」と次々に鍼の体験をしていきました。痛くないことが分かると、俄然鍼灸治療に興味が出てきたのか、「実は膝が痛いんですけど鍼で治りますか?」、「私は腰が痛いんですが・・・」「ジャンプすると足首が痛いんです。」と、次から次へと質問をされ、その後、実際に鍼灸治療をしていくことになりました。最終的には、会長と共に8名の選手に鍼灸治療をさせていただき、殆どの選手が、痛みが無くなり、鍼治療にて可動域が広がること、そして、炎症を軽減させる効果があることを、身を以て感じていただけた様でした。 選手の皆さんは、皆礼儀正しく明るいすばらしい選手ばかりで、私たちもとても楽しく治療をする事ができました。2日後の土日に京都で大会があり、高3~大学1、2年生のカテゴリーにて、4名優勝できたとの事、私たちもとても嬉しく思いました。 今後も定期的に治療に伺うと共に、大会前あるいは大会帯同等、選手のために、鍼灸治療によるサポートができればと考えています。 2015年4月2日(木) 至学館大学レスリング部練習場にて 報告書は、(一社)愛知県鍼灸師会HPへ http://aisenkai.harikyu.or.jp/