ボディビル大会に向けて、体の調整と大会中のケアに鍼灸治療がとても有効でした。7月19日愛知県クラス別の前日に左下背部痛が起こり、力を入れることができなくなり、上半身を真っ直ぐに保つことができませんでしたが、鍼灸治療を行い痛みが軽減して問題なく大会に出ることができました。そして、毎日のトレーニングによる疲労の蓄積で、体が重く動くのもしんどい時には、鍼灸治療を行うことによって体の回復が早くなり、その日のトレーニングを良い状態で行うことができました。また、大学院で学んだ論文において効果が明らかになっているツボにのみ耳鍼(ミミシン)を行い、減量の手助けとなりました。そして、何か月も高タンパク食(ハイプロテイン)を続けていると胃や肝臓、腎臓等が疲労してきます。そういった時に鍼灸治療を行うことによって、働きが回復し、良く消化でき、良く吸収できるようになりました。そして、愛知クラス別大会中に、右大腿四頭筋の痙攣が起きて右脚を地面につくだけで激痛となり力が入らなくなってしまったことがあったので、8月23日愛知県クラシックでは、大会中に同じ右大腿四頭筋の痙攣が起きたので、すぐに控え室で鍼を行い、即痙攣が治まりその後再発はしませんでした。控え室で鍼治療しているのは僕くらいで、他の選手は、体が痙攣すると塩を舐めていましたが、その必要もなく鍼で痙攣と大会中に使ったことによる筋肉の痛みをすぐに取ることができて、全力を出すことができ良いパフォーマンスにつなげることができました。さらには、大会後、炭水化物を大量に摂ることで、体が大量の水分を含み、ものすごく浮腫が出ました。足の内外踝が全く見えない状態です。歩くのも違和感があるため鍼灸治療することによって、水分が流れ内外踝が見えるようになり、歩行時の違和感がなくなり、次の朝にはすっかり取れていきました。代謝が促進されたと感じます。鍼灸治療はドーピングや副作用の心配もなく、体を良い状態にすることができ、今回自分の体を通して経験して、大いに役に立つことばかりで、本当に助かったと思います。
2015年8月29日(土)