(ウィルあいちにて)
(一社)愛知県鍼灸師会 第56回愛知県鍼灸研修会「第5回フィジカルアセスメント講習会」の運営並びに参加をいたしました。暖かい陽気となり、きれいな桜が咲き始めました。
名古屋大学医学部非常勤講師 名古屋医療センター非常勤医師 吉田 統彦先生「フィジカルアセスメントの復習」(第1講)、(公社)日本鍼灸師会 業務執行理事 東京オリンピック・パラリンピック委員長、(一社)長野県針灸師会 会長 安田 政寛先生「フィジカルアセスメントと鍼灸師〜鍼灸師がフィジカルアセスメントをいかに活用するか〜」(第2講)、そして、女性部会では、銀座滋林鍼灸治療院 院長 ハイ ジュンヨン先生「美容鍼灸について」をご講演いただきました。
第1講では、聴診器での心音、肺音、腸音について、打診(腎結石)、触診(できもの、腹部、腹水、虫垂炎)、瞳孔、眼振、腱反射、意識確認方法、問診、肩関節周囲炎、脳梗塞、めまい、圧迫骨折、眼瞼痙攣など、フィジカルアセスメントにつきまして実演を交えて、ご講演いただきました。
第2講では、医療業界の時流から、なぜ、鍼灸師にフィジカルアセスメントが必要かについて、ご講演いただきました。脈拍、呼吸、触診、聴診や脳神経・目・眼底・聴力・乳房のアセスメントについて、そして、スポーツ現場、災害現場、過疎地域などにおいての医療連携についてご講演いただきました。
女性部会では、ハイ先生の開発されたゴールド鍼灸による美容鍼について、師匠である104歳の韓国の現役鍼灸師 キム ナンス先生の鍼灸治療についてお話いただきました。キム ナンス先生は、2014年10月号の医道の日本社の記事で紹介されています。
今後ますます鍼灸師は、医療連携が必要とされています。ご参加いただきました先生方におかれましては、これからの鍼灸臨床に活かしていただければ幸いと存じます。
2018年3月18日(日) ウィルあいちにて