(名古屋大学医学部附属病院 鶴友会館にて)
名古屋大学医学部附属病院総合診療科統合ヘルスケアチーム公開RTD(ラウンドテーブル・ディスカッション)が開催され出席いたしました。2012年より1年8ヶ月にわたり名古屋大学大学院医学系研究科の統合医療研究を経て、研究後も名古屋大学医学部附属病院総合診療科を中心に統合ヘルスケア(統合医療)の実践を行っています。4年に渡り、RTDを行ってきまして、今回初めて公開されることとなりました。統合ヘルスケア(統合医療)とは、医師と患者のコンコーダンスに基づき、西洋医学と補完代替療法とを融合(単なる併用ではない)させた上で最適な治療を行うことであります。最適な治療を最適なタイミングで選択するためにRTDが行われます。今回の公開RTDでは、80名満席の状態で、ご参加いただいた方々の関心の高さを感じました。名大統合ヘルスケアチームのメンバーは、医師、漢方医、鍼灸師、保健師、運動療法士、管理栄養士、臨床心理士、芳香療法士、ヨーガ療法士で構成され、ヒエラルキーはありません。どこへ行っても何をしても改善がみられない難治性患者のために多職種協働連携し、多角的なアプローチを行う統合ヘルスケアは、今後ますます必要とされる医療となると考えられます。私は、鍼灸師(経絡治療)として4年に渡り経験をさせていただきましたことで、多くの学びを得させていただいております。今後も実践を通して、学びを深められるように務めてまいりたいと思います。
2016年11月13日(日) 名古屋大学医学部附属病院 鶴友会館にて