(AJU自立の家小牧ワイナリーにて)
(一社)愛知県鍼灸師会として愛知県鍼灸師協会主催「AJU自立の家との交流会」に参加いたしました。「AJU」とは、「愛の実行運動」という意味です。「AJU自立の家」は、障がいをお持ちの方自身が福祉を受ける立場だけでなく、福祉を創るという積極的な取り組みの中から、「どんなに障がいが重くても生まれてきてよかった」と思える社会をめざし、愛知の新しい福祉を担っている社会福祉法人です。その取り組みの中で、障がいをお持ちの方が、経済的な自立をクリアするための施設として「小牧ワイナリー」が開設されています。「小牧ワイナリー」とは、障がいをお持ちの方が、葡萄を作りワインを販売する「ななつぼし葡萄酒工房」と、就職に向けてのトレーニングを行う「ピア小牧」との複合施設となっています。この度の交流会におきまして、(一社)愛知県鍼灸師会監事、セントラルたなか鍼灸院 院長 田中 法一先生による「小児の脳障害と鍼灸治療」のご講演が行われました。小児の神経の病気および鍼灸治療の有用性についてご講演され、実際にお子様への小児はりの実技を行われ、お子様も鍼が痛くなく気持ちが良いことを体感されておりました。今後我々鍼灸師も、障がいをお持ちの方へ痛みの軽減あるいは可動域の改善、不定愁訴の緩和等々でQOLの向上にお役に立てるよう努力してまいりたいと思います。そして、(一社)愛知県鍼灸師会では、「発達障害勉強会」を今月から開催し、理解を深め安心で効果的な鍼灸治療が提供できるよう勉強してまいります。
2016年2月14日(日) AJU自立の家小牧ワイナリーにて







