(三重大学医学部臨床講義棟、三重大学医学部附属病院にて)
(公社)全日本鍼灸学会中部支部指定研修、三重大学医学部附属病院麻酔科統合医療鍼灸外来見学に参加いたしました。鈴鹿医療科学大学鍼灸学科 准教授 鈴木 聡先生「温灸による痛みの軽減とは」、三重大学医学部附属病院麻酔科長 丸山 一男先生「痛みのセンサーとメモリー」のご講演を拝聴させていただきました。ご講演は、痛みについての鍼灸のメカニズムを理解する上で必要な知識であり、難しい神経伝達の内容をとてもわかりやすくお話くださいました。鍼灸師はもちろん他の医療関係者に、鍼灸の効果のメカニズムを説明するためには、とても有効であると思いました。
そして、三重大学医学部附属病院を見学させていただきました。5年前より麻酔科にて統合医療鍼灸外来が設立されました。紹介状なしで統合医療鍼灸外来にかかれます。院内では、緩和ケア科や高度生殖医療センターなどのカンファレンスにも鍼灸師が参加されているとのことでした。また、他科からの統合医療鍼灸外来への紹介も多く、入院病棟の患者様も受診されています。設立当初には、院内職員に無料で鍼灸治療を受けていただき、鍼灸治療を知っていただく取り組みをされたとのことです。鍼灸が大学病院の中で活躍の場があることは、患者様にとりまして有意義であり、とてもすばらしい医療の現場であると思いました。
2016年3月27日(日) 三重大学医学部臨床講義棟、三重大学医学部附属病院にて








