(名古屋医健スポーツ専門学校にて)
(公社)日本鍼灸師会専門領域研修制度「スポーツ傷害」第7回講習会の運営並びに参加をいたしました。言語聴覚センターとよあけ所長 医師 久納 俊雄先生「すぐに役立つめまいの知識第2弾」(第1部)、平成28年度(一社)愛知県鍼灸師会通常総会(第2部)、コモリタ治療院 院長 小森田 明浩先生「肩関節のスポーツ傷害(講義)」(第3部)、「肩関節のスポーツ傷害(実技)」(第4部)をご講演いただきました。第1部では、めまいについて患者様の状態を問診から診断までとても専門的な内容をご講演いただきました。そして、実際の臨床現場での問診の実演をしていただきました。患者様の目の動きや表情、姿勢、声、呼吸、発音、足や胸郭の動き、発言内容、検査等々の情報からいかにルールアウトし、正確な診断に結びつけるすばらしい問診力を実演していただきました。また、めまいの二次的「予期不安」に対してもここを診られるかどうかがとても重要なことであり、得た情報から具現化した言葉で患者様にフィードバックしていくことが必要であるとお話くださいました。第3部では、「肩関節の外傷、肩関節の傷害の原因・種類、肩関節の簡単なテスト、ケガへの施療、治療例」についてご講演いただきました。第4部では、肩関節の鍼治療、ストレッチ、トレーニング、アシスト的なファンクショナルテーピングの実演をしていただきました。参加者でペアになり、肩関節のアシスト的なファンクショナルテーピングを巻く練習を行いました。ご参加いただいた先生方におかれましては、スポーツ選手ならびに疾患をかかえていらっしゃる多くの患者様への臨床に活かしていただければ幸いと存じます。
<2016年5月29日(日) 名古屋医健スポーツ専門学校にて