(「2018年第7回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・愛知」開会式会場(日本ガイシホール)にて)
2018年9月22日(土)~24日(月祝)『2018年第7回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・愛知』が開催され、(一社)愛知県鍼灸師会として、救護室及びコンディショニングコーナーにて鍼灸トレーナー活動を行いました。
22日(土)の開会式では、テーマソングをグレイのTERUさんが、サプライズで生歌を披露され、爆風スランプは、「ランナー」を熱唱で 有森大会会長はじめドリームサポーターの安藤美姫さん、小塚崇彦さん、森 理世さんもアスリートと一緒に、会場中大盛り上がりで始まりました。
鍼灸師21名が、愛知県にある6会場8ブースにて、アスリート、コーチ、関係者のケアに携わりました。
陸上競技、競泳は救護室とコンディショニングコーナーに入り、馬術、ボウリング、テニス、ゴルフは教護室に入りました。
そして、救護室では医師、看護師の先生方と連携させていただき救護にあたりました。
私は、23日(日)は陸上競技のコンディショニングコーナーを、24日(月祝)は競泳の救護室を、リーダーとして担当いたしました。
私が担当した陸上競技場では、朝一番にあと数分後に競技スタートというタイミングで、膝の具合が心配で来られたアスリートにテーピングの要望を受け、貼らせていただきました。
競技後に、「膝は全く痛くなく全力で走れました。ありがとうございました。」と言っていただいたことが、とても嬉しく感じました。
その日は、テーピング希望のアスリートが救護室に来られると、救護室の医師よりコンディショニングコーナーの私にお呼びがかかり、何度も部屋を往復し、テーピングやアイシングをさせていただくことができました。
また、アスリートのコーチで、1週間前にランニング中に転倒し、左膝を痛めて整形外科でのレントゲン検査では異常所見は診られず、今日アスリートに帯同していてずっと左膝が辛いという方が、アスリートと一緒にコンディショニングコーナーに来られました。
擦過鍼で施術すると、膝の曲げ伸ばしや踏み込みの痛みが軽減したとのことでした。
擦過鍼は、刺さずにさする鍼のため体に優しくソフトであり、痛みの軽減や可動域の改善などがみられて、今回とても好評でした。
擦過鍼、アイシング、テーピングを必要に応じて対応させていただき、喜んでいただけたことと思います。
ただ、僕等の方が、たくさんの学び、歓び、笑顔を得させていただいたと感じました。
競泳の表彰式では、表彰台で涙するアスリートを見て、私もウルウルしてしまいました。
そして、アスリート達が帰る時には、皆でアスリート達とハイタッチして、見送らせていただき、知的障がいの方々ととても近くで接する機会をいただいたことに深謝しております。
『2018年第7回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・愛知』に向けて、鍼灸師が初めて携わるため、事前研修会、事前準備などとてつもなく多忙を極めましたが、皆様のご協力のおかげで、このすばらしい大会で活動することができました。
このようなアスリート一人ひとりのがんばってきた過程を称え、自身の成長を評価するスポーツ・オリンピックの原点でもあるスペシャルオリンピックスで、サポートさせていただきましたことを心より感謝申し上げます。
※アスリートの写真は、撮影許可が必要であるため、(一社)愛知県鍼灸師会の会報及びホームページにてご報告させていただきます。